ウェルビーング×Tech系スタートアップ動向

 

2018年9月5日に開催した「Deep Tech Meetup #3-Wellbeing-」のキーノートスピーチとして内閣府政策統括官である伊吹様にご登壇頂きました。その内容をレポート形式でご紹介します。

 

 まずは「Wellbeingという単語が使われ始めた時期は大変古く、1946年の世界保健機関(WHO)憲章草案において、『健康』を定義する記述の中で『良好な状態(Wellbeing)』として用いられ、長らく重要とされる普遍的な価値観である」という導入から講演が始まりました。

 

続いて「WellbeingとTech系スタートアップ」に関連する話として、政府の成長戦略の中に、国民の健康寿命の延伸という重要なアジェンダがあることや、健康医療戦略の中に、医療分野の研究開発やベンチャー企業への成長戦略における事業拡大など、両分野が互いに関連していて親和性の高い2分野である、という説明を頂きました。

 

その後は「Society 5.0 とTech系スタートアップ」についての話に移りました。

Society 5.0 では、「必要なサービスを必要な人に必要なものだけ」を実現するために、有限の資源(物的・人的)を効率的に活用し、提供するサービスの最適化を進めていくという指針だそうです。

日々進化を続ける高度なテクノロジーの活用によって、経済発展による社会的な課題が山積している現代社会の状況を打開し、経済発展とそれに伴う課題解決を両立していくことを目指しています。

 

また、Tech系スタートアップは、統合イノベーション戦略として政府系機関・官民ファンドの連携強化に大きく関わる存在であるということでした。

そういった動きを加速するためには、関係省庁間の連携の向上が不可欠であり、スタートアップからの相談窓口を一元化する動きが始まっています。

例えば医療関連なら、経済産業省と厚生労働省のどちらに話がきても、両省庁で情報共有が円滑に行えるようにしていくということです。

 

さらに、公共調達にスタートアップをもっと巻き込めるような仕組みづくりもご紹介いただきました。

「内閣府オープンイノベーションチャレンジ」という省庁内の課題を解決するためのビジネスプランコンテストも行っており、例えば消防庁からは従来の救助網の発射に変わるソリューションなど、各省庁が担当している現場のニーズからテーマが設定されているとのことでした。

 

 

Deep Tech Meetup #3-Wellbeing-のイベント内での伊吹様からのキーノートスピーチより

 


 

 

内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付 参事官(イノベーション創出環境担当)付 主査(オープンイノベーション担当)

伊吹 信一郎

2011年、京都大学公共政策大学院修了後、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に入構。研究開発型ベンチャー支援事業の立ち上げと運営、オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)の立ち上げに従事。2017年7月から内閣府に出向(現職)。研究開発型ベンチャーの公共調達の活用推進と、各種ベンチャー支援事業・人材間での連携に取り組む。

 

 

 

 

 

 

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